田月仙(チョン・ウォルソン)ソプラノリサイタル

海峡のアリア part3

20101112(金)19:00 

Hakuju Hall 白寿ホール(東京)


大好評の「海峡のアリア」シリーズ第3弾

「あの感動をもういちど……」

寄せられた多くの思いを新たな歌に託して

アンコールのご要望にお応えして見逃しなく!
 


 

田月仙(チョン・ウォルソン)リサイタル 海峡のアリア パート3

会場:Hakuju Hall 白寿ホール

〒151-0063 渋谷区富ヶ谷1丁目37-5 Tel 03-5478-8867

最寄駅: 代々木公園駅(千代田線)・ 代々木八幡駅(小田急線)徒歩5分

 

公演日時:2010年11月12日(金) 19時開演

チケット: 料金:全席指定 5000円
CALAF.NET(カラフ・ネット)  申し込みMAIL
 電話03-3366-1229  ファックス03-5338-4702

wolson.com  申し込みMAIL

主催 CALAF.NET(カラフ・ネット)

 

後援 駐日韓国大使館 韓国文化院


■公演問い合わせ先:CALAF.NET(カラフ・ネット) calaf.net
電話03-3366-1229  ファックス03-5338-4702 email 

IAW(アイエーダブル) iaw.co.jp  email


曲目

曲目 ○チェ・ヨンソプ:追憶 Choi Young Sharp:Memory
   ○ホン・ナンパ :鳳仙花  Hong Nan Pa: Garden Balsam
   ○古謡 : 恨五百年   Fork song Han : 500years
   ○シン・グィボク:顔   Shin guibok: A face
○ 朝岡真木子: ふたりの海Asaoka Makiko : The See
   ○アルビノーニ:アダージョ   Albinoni:Adagio
○ ヘンデル 私を泣かせてくださいHandel: Lascia ch'io pianga
○プッチーニ:オペラ「トスカ」より歌に生き愛に生き 
Puccini: Vissi darte vissi damore from [Tosca]


   他


 

(パート3 産経新聞の記事より抜粋)

在日コリアンのソプラノ歌手・田月仙リサイタル 併合100年 運命をたどる

日本、韓国、北朝鮮の首脳の前で独唱した歌手は、世界広しといえどもこの人しかいない

日本と朝鮮半島の懸け橋となって歌い続けてきた在日コリアンのソプラノ歌手、田月仙が、リサイタル「海峡のアリア・パート3」を開く。日韓併合100年の年に合わせ、さまざまな運命をたどった曲がテーマだ。


 リサイタルで歌う「鳳仙花(ほうせんか)」は、東京音楽学校(現東京芸大)に学んだ朝鮮出身の洪蘭坡(1897〜1941年)が、植民地時代の大正9(1920)年に作曲した。当時は朝鮮民族独立の象徴の歌とされたが、21世紀になると、今度は洪蘭坡が韓国で“親日派”のレッテルを張られ、糾弾の対象となった。

 「昭和17年に、日本に留学していたソプラノの金天愛が日比谷公会堂(東京)で歌い、感動の渦を巻き起こしたという伝説の歌。歴史に翻弄(ほんろう)されたが、歌詞がとても美しく、私もずっと大事に歌い続けてきました」と田は言う。

 “親日派”への糾弾は、韓国の盧武鉉政権時代に始まった。「反民族的な行為」をしたとされる者のリストには、戦前・戦中に日本で活躍したテナー歌手、永田絃次郎(げんじろう)(1909〜85年)や、「半島の舞姫」崔承喜(1911〜69年)の名前もある。「日本と朝鮮半島の懸け橋になりたい」と話す田月仙

 「当時は、所属していた組織自体が日本の傘下になっていたり、やむを得ないケースが多かった。民族の英雄ともたたえられた洪蘭坡さんは、名前を冠した音楽祭まで変えられてしまったのです。暗黒の時代を生きた芸術家が、死後数十年もたって、糾弾されるとは…。こんなおかしなことはありません」

 田自身も98年、まだ日本の大衆文化が禁止されていたソウルで、予定していた日本語の歌の許可が下りず、やむなく歌詞をつけずに母音だけで歌った苦い思い出がある。

 「そのころと比べると、すっかり様変わりしました。一部に制限が残っているとはいえ、韓国にはどんどん日本の大衆文化が公式に入ってくる。日本でも韓流ブームに沸き、Kポップ(韓国の流行歌)が街中にあふれています。在日コリアンとして、こんなにうれしいことはありません」

 リサイタル「海峡のアリア」も今回で3度目。「両者のはざまで生きてきた人間としてのライフワーク。音楽がどのような力をもって日本と朝鮮半島で歌い継がれたか。歌を通して当時の人たちの思いを伝えたい」と力を込めた。

 曲目はほかに「追憶」「恨五百年」など。

 

 



   


出演

 田月仙(チョン・ウォルソン)ソプラノ  Chon Wolson  sop

東京生まれ。世界各国でオペラやコンサートに出演。豊かな表現力とドラマティックな歌声で聴衆を魅了。NHKETV特集「海峡を越えた歌姫」が放映され全国に感動を呼んだ。日韓朝各国の首脳の前で独唱。W杯日韓共催記念オペラ「春香伝」日韓両国にて主演。ルーマニア国立オペラ団「カルメン」主演。東京オペラプロデュース「サロメ」「ねじの回転」ほか主演。TBS NEWS23「田月仙ライブ」「山河を越えて」、NHK「クラシックアワー」、KBS「日曜スペシャル」、MBC「成功時代」など日韓のテレビにも数多く出演。CD「山河を越えて」、著書「海峡のアリア」、「禁じられた歌」好評発売中。二期会会員。 
ホームページ www.wolson.com

 

朝岡真木子  作曲家・ピアノ Asaoka Makiko pf

東京芸術大学音楽学部作曲科卒業。作品:女声合唱組曲「妖精模様」・女声合唱組曲「まほろばの大和し美し」・歌曲集「花筏」(全音楽譜出版社)、歌曲集「愛は光の中に」(音楽之友社)、歌曲集「紅芙蓉」(日本作曲家協議会出版)、朝岡真木子歌曲集1,2(創楽工房)、モノオペラ「人形の空」、オペラ「坦庵熱き心の火」オペレッタ「夫の宝物」等。
(社)日本演奏家連盟、(社)日本童謡協会、各会員。(社)日本歌曲振興会 理事。